コロンボに次ぐ、スリランカの第2の都市キャンディ。シンハラ王朝最後の都としての風格と、
仏陀の歯が祀られた仏歯寺がある仏教の聖地、そしてイギリス統治時代のコロニアルな雰囲気が不思議に混ざり合った魅力的な街です。
仏歯寺
上座部仏教の聖地として、多くの仏教徒が憧れるお寺
1603年に仏の犬歯を奉るために建造された仏教寺院:ダラダー・マーリガーワ寺院。
まず見所としてあげられるのがガイドブックなどでもよく紹介される、シンハラ様式が美しい白亜の「八角堂」。かつてはシンハラ王の休憩所として建てられたこの由緒ある場所からは、王も眺めたであろう緑豊かな庭園や湖が一望できます。
次にキャンディ独特の繊細で精巧な彫刻模様が天井を彩る、色鮮やかなトンネルを抜けて本堂を観光しましょう。二階に仏歯が祀られた祭壇があり、多くの仏教徒が熱心な祈りを捧げる厳粛な仏教儀式ブージャが行われています。一階には仏教や仏歯寺の歴史が描かれた歴史絵巻が、細かく描かれており一見の価値があります。
美しく装飾された仏歯寺に訪れると、スリランカ人が大切に守り続けてきた仏教信仰について少し理解が出来る気がします。ぜひ穏やかなココナッツオイルのキャンドルや線香の灯が点す人々の願いと共に、ブッダに祈りを捧げてみてはいかがでしょうか?